「おやこ教室NEWS」2018年4月

子ども達と歩く散歩道につくしが生えていたよと保育者が教えてくれました。散歩道の木の芽がぐんと伸び、つぼみが少しずつ膨らんでいく風景に春を感じると共に、別れと出会いの季節が訪れたことに少し感傷的にもなる季節です。

3月末、三つの教室それぞれのクラスで修了式が行われ、0歳から12歳の子ども達190名に修了証を手渡し、一年間元気に教室に通い成長したことをみんなでお祝いしました。乳幼児親子教室の修了式では、子ども達を代表して年長の子ども達10名が♪なべなべ  そ~こぬけ♪のわらべ唄を披露しました。恥ずかしそうに下を向いている子、見ててねと保護者の方を見ながらにこにこしている子と様々でしたが、小さい頃から一緒に育ち合ってきた友達としっかり手を繋ぐ姿がとても可愛らしく、また堂々としていました。障害がわかったとき布団の中で一人で泣いたこと、世界がモノクロに見えたこと、どうして我が家に生まれて来たのだろうと思ったこと、寝ない食べない子にイライラして大声で怒鳴ってしまったこと、大暴れで床に頭を打ち付ける子を抱きかかえて家に帰ったことなど、年長のお母さん達が保護者会で涙ながらに語っていたことを思い出しました。こんなに子どもらしく可愛らしく立派に育ったことに自信と誇りをもって新たな場で頑張って欲しいと願いました。修了式後の茶話会では、保護者、職員50名近くが参加し、親子教室に出会い自分一人じゃないと励まされた、この子がいたからみんなと出会えた、色々なお母さんと話が出来て自分も変わったなど思い出話に笑い合い涙し親子教室らしいあたたかい最後の茶話会となりました。 

昨年度は江東区より補助金をいただき、三つの教室に防犯カメラを設置しました。第2乳幼児親子教室は第三者評価を行い教室の理念や改善点を確認しました。乳幼児親子教室、第3親子教室うみべも厚労省のガイドラインに基づいて保護者、職員にアンケートを行い、自己評価を行っています。まとめたらホームページに掲載する予定です。三つの教室が児童福祉法の施設となり5年が経過いたしました。第三者評価等を経て、療育内容や理念など年々整備をしてきましたが、今年度は報酬単価の大幅な改定があり、通所給付費は減額になる予想で運営は厳しくなりそうです。いろいろと厳しい状況ではありますが、子ども達が豊かに育ちあい、お母さん達が元気になれる場所をめざし、これからも子どもを真ん中に保護者と保育者が協力して励んでいきたいと思います。

2018度も皆様のご指導ご支援どうぞよろしくお願い申し上げます。  (A)