「おやこ教室NEWS」2017年8月

暑中お見舞い申し上げます。

 気付けば梅雨も明け、毎日30度を超える真夏日が続いています。今年度も第2乳幼児親子教室の裏庭での水遊びが始まりました。第2乳幼児親子教室に通う子ども達はまだ小さいので、ここで初めて水遊びを経験する子もいます。まずはたらいに張った水に足をつけてみるとちょっとびっくりしたようですが気持ち良かったようで笑顔を見せてくれました。慣れてくると手でバシャバシャと水を叩いてみたり、ジョウロから出る水に手を伸ばしてみたりと子ども達はそれぞれに水遊びを楽しんでいます。

 小学生のめろん組はグループを3つに分けて月に1回ずつ活動をしています。公共の乗り物を使って公園や博物館などにお出かけすることが多いのですが、6月は教室で昼食作りをしました。めろん組の子ども達の支援目標の中に「自分の思いや意見を相手に伝える」というのがあるので、今回はメニューを自分たちで話し合って決める所から始めてみました。『冷やし中華』か『餃子とご飯』のどちらにするかと提案すると、子ども達から色んな意見が出ました。「多数決で決めよう」と言う子もいれば「僕は肉が好きだから餃子!」と思いを強く伝える子もいます。「どっちでもいい」と客観的にみている子もいて様々でした。私たち職員は話の間に入りながら「◯◯君はこう言ってるけど?」「△△君は納得してるの?」と気持ちを代弁したり整理したりしていきました。もっと自分の意見を押し通してしまうのではと思っていましたが最終的には3つのグループとも皆が納得してメニューを決めることが出来ました。学校のクラスの人数では自分の意見を話すのは勇気が要りますが、めろん組の少人数の中なら「言ってみよう」と思えるのだと思います。この「自分の意見を言えた」「意見が伝わった」という経験が自信に繋がり、学校でも力を発揮していけることを願っています。

 7月3日に区役所で『児童通所事業所連絡会』が行われました。江東区にある「児童発達支援事業」と「放課後等デイサービス事業」を行っている事業所が30以上参加されていました。昔から江東区でやってきている所も新しく事業を始めた所も同じように子どもの成長を感じ、お母さん達が安心して子育てが出来る環境になるために一緒に考えていける場として続けてほしいと思っています。                 (S)

         
 (N)