「おやこ教室NEWS」2017年7月

 自転車を走らせているとどこからかくちなしの花の匂いがしてきたり、ノウゼンカズラが色鮮やかに目に入ってきます。

 今年の夏は暑くて長く、残暑が厳しくなると予報が出ています。熱中症対策をしっかりして、暑い夏を乗り切りましょう。

 6月2日、特定非営利活動法人子育て支援おやこの総会を開催しました。昨年度の事業報告では、各教室の保育・療育の様子と決算報告をおこないました。

 毎日の積み重ねの中で、繰り返し取り組むことで子どもたちが自分でやりたいという気持ちを育てること。人との関わりが弱い子たちが、保育者や友達と関わる中で相手の気持ちに気づき、折り合いの付け方や気持ちの治め方を少しずつ身につけてきたこと、小さい子たちは教室が安心して過ごせる場になり、楽しく通えるよう配慮してきたことなどが報告されました。 

 総会後、理事長から「子供をどう理解していくのかが大事、できる、出来ないと細切れにするのでなく、子どもが持っている力を育み、子ども自身が伸びていくことが育ちにつながっていきます。そのためには安心して過ごせる場所があることはとても大切です」とお話がありました。前監事のMさんからは、保護者会活動を例に挙げ、人には3つのものがあり、分け与えられる物である。お金の余裕があれば寄付もいいでしょう。時間の余裕のある方は事業活動に参加するのも良いでしょう。気持ちに余裕のある人は悩んでいる人の話を聞いてあげてくださいというお話がありました。

3年ぶりに母親合宿に参加しました。おいしい料理がたくさん並び、新しい顔ぶれも多く、この時ばかりはうーんと羽を伸ばした笑顔がたくさん見られた会でした。お父さんたちがご家庭で子どもたちと過ごしてくださったお陰です。

厚生労働省から放課後等デイサービスに続き、児童発達支援もガイドラインが示されるようです。

教室の運営は財政的には厳しい面もありますが、子どもたちが健やかに育つためにどんな療育が良いのか、子どもが子どもらしく過ごすためにはどうしたらよいのか皆さんと一緒に考えていくことがとても大切に思います。           
 (N)