朝晩の冷え込みが身に染みると同時に乾燥も気になる季節となりました。コロナウィルス感染者も2000人を超え、引き続きの感染予防対策が欠かせません。親子教室でも保育者のマスク着用、手指消毒とおもちゃ等使った物のアルコール消毒、定期的な換気等に加え、適度な室温と湿度を保つ為の加湿も行いながら感染予防に努めています。
寒くなってきたとはいえ、日中はポカポカと温かい日が多く、子ども達は元気に公園で遊んでいます。保育者や友達と走って遊ぶ事が好きな子どもは追いかけっこを楽しんでいます。でも、仲良くなったお友達を追いかけている途中に気になる物を見つけ途中で止めてしまったり、走るようになったけど何か目標物に向かって走りきる経験が少ない子もいるなど様々です。走る事をもっと楽しめるように最近では、友達同士で一緒に短い距離のかけっこも楽しでいます。「気をつけピッ よーいドン!」の動きの見本と掛け声に合わせて走り、待っている保育者とタッチして終わるようにしていますが、最初は走りだしたい気持ちが強く、掛け声が終わる前に走り出してしまう子や一緒に走った子より遅くて泣きそうな子、途中で止まってしまう子等もいます。しかし、子ども達の「やりたい!!」や「楽しい!」と思うパワーはすごいもので、何度か繰り返していくうちに保育者のやっている事、言っている事にしっかり注目するようになり、掛け声に合わせてスタートできるようになったり、転んだり、遅くなってしまっても保育者の励ましに応じてもう一度走ってみようと自分で気持ちを立て直す子ども達の姿が見られるようになっています。また、保育者とタッチしたくて最後まで走り切れるようになるそんな子ども達の姿を見ていると、子ども達の「やりたい」や「楽しい」気持ちに寄り添い保育をしていく大切さを改めて感じます。
11月7日(土)に元支援学級の教員でもある大髙一夫理事長に参加して頂き小学生クラス全体での懇談会を行いました。今年度はなかなかお母さん同士の交流の場が持てない状況でしたが、今年度初めての交流の場という事で改めてそれぞれの保護者が抱える思いに触れらて良かった等の感想を聞き、普段考えている事を話す場や聞く機会としての交流会・懇談会の役割の大切さを感じました。
今年は、コロナウィルスの蔓延により、やりたい事が思ったようにできない、会いたい人に会えない等、子どもはもちろん、保護者の皆さんももどかしい時間を過ごしてきました。未だに先行きが不透明ではありますが、来年は幸せだと感じられる出来事が一つでも増えて欲しいと願っています。これからも親子教室として出来る事を実践してまいります。 (S)