今日の1歩が新しい自分づくりの1歩へ
ー修了式に参加してー
3月21日はじめて親子教室の修了式に出席させていただきました。子どもたちの顔はみんな生き生きとして、みんなで創りだした暖かい雰囲気の式でした。
一人ひとりが修了証書を受け取りましたが、修了書を受け取るときの子どもの笑顔、自信に満ちた表情がとても印象的でした。
保護者の皆様へ
今年度は、新型コロナに振り回された年でしたが、新型コロナに感染せず、生活できたことは、家族の方の細心に渡る配慮があったからこそだと思います。大変だったとは思いますが否定的なことばかりではないと思います。子どもと過ごす時間が多かった分、子どもの気持ちを知り、心と心が通い合う機会も多かったのではないでしょうか。家族の中では甘えたり、褒めてあげたり時には注意をすることもあったと思いますが、そのことで、いっそう家族関係は豊かになったのではないでしょうか。子どもは必ず親の願いを受け止めて成長・発達していきます。親の願いは子どもの中に蓄積され、青年期になるとしっかりとした個性的な自分を形成してしていきます。青年期というとずっと先のことのように感じるかもしれませんが、乳幼児期からの積み重ねが実を結んでいくのです。
私の教え子たちはみんな25歳以上ですが、自分の考えを主張し自分の生き方を語ってくれます。できないことや苦手なことは、自分の力で解決する方法を身につけながら、自立への道を歩んでいます。今の困難はこれからの可能性を創りだし、多くのことを学んでいく原動力でもあります。子どもの心に働きかけながら2人3脚でがんばってほしいと思います。
卒室される皆様へ
4月からぴかぴかの1年生です。学校への期待で胸をふくらましていることでしょう。親子教室での「楽しかった思い出」は、新しい希望を創りだします。 入学すれば、周りの環境が変わり、なれるまで時間がかかると思います。子どもたちの声に耳を傾けて一緒に歩んでいってください。
(理事長 大髙一夫)