短い梅雨があっという間に過ぎ去り、毎日暑い日々と安定しない天候が続いています。からっとしない日本の夏は身体にこたえますね。コロナウイルスも第七波がやってきて東京の感染者が3万人を超えました。行動制限がない中でいかに自分自身で気を付けるかが大切ですね。合わせて夏風邪も流行っていて咳や鼻水、発熱するお子さんが多くいます。子どもは少しの体調不良であれば元気いっぱいで、自分で身体を休めることができません。元気だとお家時間が大変に感じられるかと思いますが、お家で過ごすことは身体を休めることに繋がります。気が付かず身体が疲れてしまうこの季節ですから「今日はお家で過ごそう」という日をあえて作ってみてください。
さて7月に入り水遊びが始まりました。コロナ以前は大きなビニールプールで入水しながら遊んでいたのですが、感染対策ということで現在はタライに水を溜め入水せずにおもちゃで遊ぶスタイルに変えています。水が溜まっていればやはり入りたいものですから、保育者はジョーロや水鉄砲、空容器や水車などのおもちゃで遊んで見せタライに入らなくても楽しいよと遊びに誘っています。子ども達の様子を見ていると入りたい気持ちにも個々に理由があり“そこに水があるなら入るでしょ!”はもちろんのこと“足の裏で感じる地面の感触が嫌”“おもちゃを使うことが苦手”“しゃがんでいられないから座りたいけど、濡れた地面にお尻を付けたくない”など・・・どの様に遊べばよいのか分からなかったり嫌な感覚を何とかしたいのですね。昨年たらいに入りたくて入りたくて止められては泣いていたN君(N君専用たらいで入水O.Kにしていました)は、今年は一度も泣かずに当たり前のようにたらいの外で過ごしています。見ていると濡れた地面に座れるようになり、バケツで水を汲んだりこぼしたりとおもちゃを使って遊べるようになっていました。バケツやジョーロなどは手を使う遊びですので、普段の遊びの中での、出す入れる・つかむ(つまむ)はなす、といった基本的な操作遊びが生きてきます。
今回のN君の様子は、毎日の遊びや生活の中での経験が確実に力に繋がっているということを教えてくれました。ちなみにつまむなど指先の遊びは大きく(小学生)なってからも大切ですよ! 今年度は戸外活動や保護者会活動を再開し始めたことで行事報告や保護者の感想を載せることが出来、ようやく“おやこ教室NEWS”らしいお便りに戻ってきました。今後もコロナ感染には十分に気を付けながらできる行事は行っていきたいと思います。(M)