「おやこ教室NEWS」2023年3月 N0.367

 上着がいらない位のぽかぽか陽気の日があったと思えば、まだまだマフラーや手袋が手放せない日もありますね。この寒暖差を繰り返しながら春へと向かっていくのでしょうが、体調を崩しやすい時期でもありますので、着るものなどで調整しながら気を付けていきましょう。第3親子教室の子ども達も寒くてもお天気の良い日は川南公園に遊びに行きます。砂場でじっとしているのは寒いのでアスレチックやブランコなどの遊具に誘ってみると、積極的に挑戦する姿が見られ「出来た」と嬉しそうに繰り返し楽しむ事が出来ています。「やってみよう」「出来た」が「もう一回」「次へ」と繋がっているのを感じています。

 月曜日のらいおんグループの子ども達の間では「紙飛行機作り」がブームになっています。折り紙の本に載っている「へそ飛行機」だけではなく、幼稚園で覚えた「イカ飛行機」を作っている子どももいます。「それ、どうやって作るの?」と聞かれ、作り方を教えてあげる姿も見られるようになってきました。最初は「教える」のではなく、「やってあげる」感じになっていたのですが、「どうやって作るか、隣で一緒に作って見せてあげれば?」と声を掛けると「分かった」と並んで折り始めました。しかし、自分のペースで進めてしまうので「待って」「まだそこまで出来てない」と言われてしまう事もありました。そういう相手の反応に気付くことで、ゆっくり進める事や、相手がどこまで出来ているのかを確認するなど、伝え方や教え方を学んでいます。出来上がった後で「教えてくれてありがとう」と言ってもらい、誇らしげな表情を見せていました。

 1月2月の保護者会では年長児の保護者の方に「子育て談」をお話して頂きました。第3親子教室はグループごとに行いました。りすグループ、うさぎグループの保護者にとっては先輩保護者のお話が聞ける貴重な時間です。今は、明るく頼もしいお母さんも「いつもピリピリしていた」「こうしなくちゃと無理をしていた」と当時の思いを赤裸々に語ってくださいました。そして、「大丈夫、子どもは成長していくから」と力強い言葉に、後輩お母さん達も子育てに前向きになれたようです。この縦の繋がりが親子教室の良い所であり、大切にしていきたい所です。「自分だけじゃない」「皆も同じ気持ちなんだ」と気付くことが『一人ぼっちで悩む保護者を少なくしよう』という親子教室の思いにつながっています。

 今年度も残り1か月となりました。個別支援計画のまとめや交流会、修了式など、1年の締めくくりとなります。最後まで体調に気を付けて元気に過ごしましょう。

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