「おやこ教室NEWS」2023年6月 NO.370

5月に入り、半袖がちょうどいい気候の日もあれば肌寒く感じる日もあり、服装の調整に頭を悩ませる日が続いています。連休後の今の時期に疲れが出やすくなりますので、大人も子どもも休息をとりながら体調管理をしていきましょうね。

 新年度が始まり約2か月が経ちました。4月のうちは泣き声が聞こえることも多く、お家の方も後ろ髪をひかれながら教室の玄関を出られたことと思います。何回もくり返すうちに、教室が楽しいところだと分かり、お家の方と離れるのは淋しいけどここでの時間も楽しいんだ、と思えるようになっていきます。見通しがたつことで不安の軽減にもなります。「同じことを時間をかけてくり返すこと」の大切さを感じながら、毎日の保育の中で、じっくり、たっぷり時間をかけながら子どもたちの気持ちの動きを感じ、日々を過ごしていきたいと思っています。

 第3親子教室の分離クラスにもこの4月から通い始めた子どもたちがいます。幼稚園や保育園と似てるけど、何か違うなぁ…という表情は、期待と不安が入り混じっていました。初日はドキドキの緊張が強かったA君。お母さんと離れがたい様子がありましたが、毎週来ていることで表情にも変化が出てきました。保育者に「せんせい、みて!」と、おえかきせんせいの作品を見せに来たその表情からは、もう不安な気持ちはなく、保育者を頼りに楽しく過ごしていることが伝わってきて、とても嬉しくなった一幕でした。

 親子クラスでは、お友だちが出すおもちゃが気になる子どもたち。ひとつ借りたい気持ちと、全部手元に置いておきたい気持ちと、それぞれの気持ちを受け止めたうえで「貸して」「ひとつ、いい?」「順番に使おうね」「終わったら借りようね」など、状況を見ながら声かけをしています。そばにいるお父さんお母さんも、「○○だって」と気持ちの代弁をしてくれています。自分の気持ちがあるように、相手にも気持ちがあるということ、その時にすぐ貸せなかったとしてもくり返し対応していきながら、一緒に遊ぶ楽しさを感じていけるといいなと思っています。  

6月2日(金)に行なわれるNPO総会・保護者会総会では、事業計画や保護者会の計画を話し合います。親子教室全体のことを皆さんで共有できたらと思いますので、ぜひご参加くださいますようよろしくお願いいたします。