富士山の頂上に初雪が観測され、一気に秋の深まりを感じます。あんなに暑かった日々がうそのようで、朝の洋服選びに迷いますが、風邪をひかないように気をつけていきましょう。
気候も良くなり公園遊びが始まりました。先日のもも組さん(月1回の土曜日クラス)では、数カ月ぶりにやっと住吉公園に出ることができました。滑り台を一人で登ったり滑ったり、以前は押してもらっていたコンビカーの乗り降りも出来るようになっていて、園内を遠くまで一人で走らせていました。しばらく見ない間に運動的なことが上手になっていて、驚かされました。確実に成長してきた姿に「小さかった頃の心配が消えました」と保護者の方も優しいまなざしで見つめていました。
第2乳幼児親子教室では、9月28日(木)に歯科医師の小川先生による摂食勉強会をおこないました。発達の順を追ってスライドを見ながら舌や上唇、下唇、顎の動き等わかりやすく説明していただきました。その後は、実際に食事を見てもらいながら、個々にアドバイスを受けました。口をしっかり閉じているか、今の発達に合ったスプーンを使用しているか、軟らかすぎたり、細かくなりすぎてはいないか、かじり取りができているか等を含めて困りごとの話にもアドバイスをしていただきました。これをきっかけに、離乳食を卒業した子ども達も、「口の動きを見るようになりました」「かじりとりをやってみました」と確認できる良い機会となりました。
また、9月30日(土)には区内の障害者児団体や関係者が学び交流を重ねてきた「区民のつどい」が4年ぶりに開催されました。中川多美子副理事長が「50年前は障害を理由に学校へ行けなかった時代があり、当時の保護者や関係者が力をあわせて切り開いた『全員就学』。そのバトンを受け継いで、地域の中で障害のある子も、発達がゆっくりな子も、全ての子ども達がゆたかに育っていく為にみんなで力をあわせてきた様子やバトンを引き継いでいくことの大事さについてなど」を話しました。
ちょっと余談ですが、植物学者の牧野富太郎博士をモデルにした話が先日まで朝の連続テレビ小説で放送されていました。博士の言葉の中に《雑草という草はない》というのがあり、それを耳にした時に、植物に限らず動物も人間も、命ある生き物に全部名前があって一つ一つとても大事な尊重されるべきものだと感じました。終わらない戦争、毎日のように流れるニュース、なんでそうなるのだろうと、心を痛めます。みんなそれぞれの個性を大事にしながら、一緒に歩んでいける社会をめざしていけるといいなと思っています。
10月28日(土) 第17回おやこまつり を行いました。当日は晴天に恵まれ大盛況となりました。地域の方、保護者の方、ご協力いただいた皆様ありがとうございました。
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