朝を迎え窓から漏れる日差しが更に明るさを増している事を実感します。また、紫陽花が色付き始めた様子などを目にすると、確実に季節が変化している事に気付かされます。ジメジメしたこの季節こそ、水分補給を忘れずに快適に過ごしましょうね。
コロナウイルス感染拡大の為、4月7日~5月8日まで休業していましたが、5月11日より保育を開始しています。保育するにあたり、マスク着用、換気、検温、手洗いの徹底、ソーシャルディスタンスを確保できるように各部屋1組ずつの保育、時間帯を午前と午後に分け、1回の保育が終わるごとに消毒するなど、教室でできる感染予防をしながら細心の注意を払って保育をしています。保育開始までにも電話連絡で各家庭の様子を聞き取りさせて頂いていましたが、実際に登室して子ども達、お母さん達の元気な姿を拝見できたことに少し安心しています。
子ども達は、いつもの賑やかな教室の雰囲気とは違う静かな部屋の様子に少し緊張した表情を見せていたり、少人数の保育者と静かな部屋の雰囲気に安心して嬉しそうに入室するなど、登室の場面一つ取っても子どもの様子を直に感じられるので、改めて子ども達と実際に関わって保育する大切さを実感しています。そして、子ども達も部屋にあるおもちゃに手を伸ばしながら迎える保育者に笑顔を見せるなど、少しずつ環境に慣れていっています。
ゆり組(小学生クラス)では、ビデオ通話の機能を使って、普段行っているビンゴゲームやものあて、ジェスチャーゲームなどを楽しんでいます。それぞれの部屋にいながらも携帯電話越しに友達の姿を見られると、嬉しいようで「楽しかった!!」と帰る頃に感想を教えてくれます。お互いに問題を出し合う中で、はっきり話すことや相手に伝えるにはどうしたら伝わるのか考えること、自分から意見などを発信することが必要になるなど少人数の保育という制限された環境の中だからこそじっくり子ども達の姿を観察・関わりながら子ども達にとって必要な力となる「他者を意識すること」を大切に活動しています。
非常事態宣言が解除されて、感染症を乗りこえるためのロードマップなどが示されています。今後も社会情勢などを見極めながらの保育体制になるとは思いますが、子ども達、保護者の皆さんが安心して楽しく通えるようにもうしばらく、ご協力宜しくお願い致します。
(S)