春、別れや出会いの季節。大切なこの時期に新型コロナウイルスが猛威を振るっています。色々と不安ではありますが、上を見上げれば桜が咲き始めとても綺麗です。先日子ども達との川沿い散歩で花見をしました。今年は花見の自粛を呼びかけられていますが、花見で一杯をぐっと抑え観賞に徹する。そんな花見も乙ですね。
3月はコロナ対策として、いくつか行事を中止にしましたが、やはり子ども達の一年の成長はみんなでお祝いしたいと思い、それぞれの教室でささやかな修了式を行いました。乳幼児親子教室の修了式では年長さんの発表があります。数年間の成長を感じられる瞬間です。今年は“あくしゅでこんにちは”を披露しました。「てくてくてくてくあるいて~♪あくしゅでこんにちは♪ごきげんいかが~♪」友達に近づき、握手、友達の肩をトントン。人と向き合うことや体に触れるなど苦手な子ども達が、手を取り合い楽しそうに堂々と演じる姿、いつもと違う環境にも関わらず、名前を呼ばれて嬉しそうに前に出てくる姿に、今までで培ってきた事が花開いているように感じました。
昨年の修了式では座っていられなかった子が最後まで座っていた、修了証をしっかりと受け取れたなどなど、年長さんだけでなくどの子も一年の成長が見られました。子ども達の成長を見ていると顔が自然とほころびます。子ども達はもちろん保護者の皆さんも、とても朗らかな表情で式に参加されていて嬉しく思いました。雨の日も風の日も暑い日も寒い日も、一生懸命に連れて来て下さったお母さんやお父さん、本当にお疲れ様でした。
4月からまた新しい生活のスタートです。それぞれ環境は違っても子ども達の笑顔があふれている事を願っています。不安な表情が安心の表情に、朝玄関から覗く顔が笑顔である様に子ども達に寄り添いながら、ゆっくり見守っていきたいと思います。まだ新型コロナウイルスの影響がどれだけ続くのか分かりませんが、安全に安心して通っていただけるように留意して保育していきたいと思っています。
2020年度も皆様のご支援ご指導、宜しくお願い致します。 (M)