夏のように暑い日中があるかと思えば、12月並みの気温を観測する日もあり目まぐるしく変わる天候に、大人も子どもも体調管理が難しいですね。秋は晴天のイメージですが今年は雨が多く、保護者の方から「雨続きの時には家にいると持て余してしまって」「段々と体力がついて外遊びができないと夜なかなか寝付けなくて」という声が聞かれます。教室でも雨で公園に出られない日には室内での活動をどう充実させようかと試行錯誤し、手先や身体の動きを取り入れています。手先の動きにつながるシール貼りや糊を使った製作、広告ちぎり、粘土あそびでは子どもたちが「自分でやってみよう」と取り組めるよう職員や保護者の方がそっと手助けをしながら様々な感触に慣れ意欲につながるよう見守っています。3~5歳児の分離クラスでは子どもたちが作りたいものがあると職員に工作の材料や折り紙、セロハンテープをリクエストして一緒に製作をし、クレヨン画では自分のイメージを膨らませて絵を描くなど室内での活動を楽しんでいます。全身の動きにつながるサーキットでは四つん這いではしごを登る事やトンネルをくぐる動き、滑り台を滑る時にバランスを保つ事、トランポリンでの両足ジャンプ、自分の番になるまで順番を待つことなど楽しみながら経験を積んでいます。何周かやっているうちに身体の動かし方が上手になって嬉しそうな笑顔がみられます。また室内でゆっくりと時間を取り自由遊びができると言う事は、お友達の存在を意識するきっかけが増したり、好きなおもちゃや絵本を心ゆくまで楽しめる良い機会です。楽しそう、面白そうとお友達の遊びを真似てみて遊びの幅が広がったり、自分より小さい子の様子をじっと見つめていたり、お気に入りのミニカーをお友達に貸すことができてお母さんに沢山褒められるなどやり取りも増えています。その他にも手洗いや食事、着替えなどをゆったりと丁寧に行う時間にあてる事もできでます。こうしてみると雨の日にもできる事がたくさんありますね。
10月21日(土)には13回目のおやこまつりが開催されました。雨天での開催となり、会場の第2乳幼児親子教室ではバザーコーナー、保護者の方の心のこもった手作り品のおやこコーナー、毎年大人気の手作りパン・クッキーの販売、住吉集会場ではゲームコーナーを行うことができました。掘り出し物がたくさんのバザーコーナーは熱気にあふれ、おやこコーナーでは手作り品を「丁寧に作られているのですね」と手に取り「どれも欲しくて・」・と悩んでいるお客様や、家族へのお土産にとパンやクッキーを購入する姿も見られました。ゲームコーナーには、実習の学生さんやおやこ教室OBの中学生がボランティアで参加し力を発揮してくれました。今年度も沢山の方のご協力や事前準備のおかげでスムーズに進行し盛況のうちに終える事ができました。皆様本当にありがとうございました。
(H)