新緑薫る季節となり、日中も心地良い陽気になってきましたが、3度目の緊急事態宣言が出される中で、コロナウィルスに対する感染予防対策は欠かせません。親子教室でも引き続き、保育者のマスク着用、手指消毒とおもちゃ等使った物のアルコール消毒、定期的な換気等を行いながら感染予防に努めています。
新年度になり乳幼児親子教室では慣らし保育を終え、4月19日より全クラスで通常保育を開始しています。毎年、4月当初は母子分離が初めての子ども達は、朝の支度を終え玄関で分かれる時に不安で離れられず泣いてしまう姿がもちろん見られます。初日は泣いていても2日目、3日目と同じ部屋で安心できる保育者と一緒に、毎日安定した日課を過ごす事で子ども達も生活に見通しを持ち泣かなくなります。また、公園へも出掛けていますが、初日はどこに行くか分からず、不安で歩くペースがゆっくりだった子ども達が、繰り返し散歩に出掛ける事で、ペースが安定し、足取りもしっかりしてきます。そして、滑り台を怖がっていた子どもが保育者と繰り返し遊ぶ事で、安心して楽しめると分かると、階段を上がる時にスムーズに上がるようになったり、身体を預けて滑る時の緊張が少なくなる等の変化を感じられるようになります。そんな風に1つ1つの事を経験しながら遊びに向かう子ども達の姿を見ると、改めて安定した日課や環境の中で、子ども達の「やってみよう!」や「やってみたい!!」という自信や意欲を引き出させる保育をする事が大切なんだと実感しています。
小学生クラスのゆり組は、全体で19名在籍しています。「間違ったり、失敗しても大丈夫!まずはやってみよう!!」とビンゴゲームやものあて等、簡単なルールのあるゲームや身体を使った片足立ちゲーム等、苦手な事にも挑戦しながら毎回楽しく活動しています。
今年度の乳幼児親子教室では、時間を短縮し、参加人数も制限させて頂きながら4月6日に始業式を行いました。昨年度の個別対応の保育開始とは違い、通ってくる子ども達や保護者の方々、そして、保育者にとっても初顔合わせの場で、直接皆さんに関わる事が出来た事にとても安心致しました。しかし、依然として、コロナウィルスの猛威が収まりません。今後も保護者同士の交流が持てる機会や行事が思ったようにできない事態が予測されますが、これからも親子教室として出来る事を実践してまいります。ご協力宜しくお願い致します。(S)