街路樹の葉が色づきを増し、ハラハラと散り始めると、冬の訪れを感じます。コロナウィルスとインフルエンザが同時に流行るようなニュース、心配ですね。感染予防をしながらなんとか乗り切りたいものです。そんな中、先日皆既月食と天王星食のダブル天体ショーがありました。晴天に恵まれ、だんだんと赤銅色になっていく満月を見ることができました。なんと442年ぶり! 次回は、2344年に土星食とがあるそうですよ。先の長―い話ですが・・・宇宙は壮大ですね。
各施設ごとに職員の勉強会をしていますが、第2乳幼児親子教室の今回は、みんなのねがい(障害者の権利を守り、発達を保障するために 全国障害者問題研究会月刊誌)11月号の「発達の中の煌めき 白石正久・恵理子先生」をもとに行いました。読み合わせをしながら、第2のいちご組(週1回の幼稚園や保育園との併用クラス)の子ども達の様子を例に出しながら遊びから生まれてくるものを確認し合いました。2学期になり朝の会で一言発表をする前にクラス全員の友達への意識を広げるために、順番に前に立った人を、みんなで「○○くーん」「○○さーん」と呼んでいます。「ハーイ」と呼びかけに元気に応じる姿はみんな嬉しさでいっぱいです。「あの子」「きみ」から名前を呼び合うようになり、お友達との遊びが増えてきました。それまでの自分の動き、やり方だけに満足していた遊び方から、ごっこ遊びへと変化が見られてきました。例えば『勇者ごっこ』キャラクターのイメージには多少ズレはありますが、剣や盾をまねて作り準備完了!「○○君こっちに来て」、「次はこうだよ」、「よし、わかった」「僕たちは味方同士だよ」「そうか」等と、お互いに聞き合う心地よいやり取りが聞こえてきます。そこには受け止めてくれる仲間の存在、友達に必要とされる自分を感じる対等関係ができ始めています。みんなで遊べた満足感の後の集団活動は、今までとは違った煌めきがあります。相手を知ることによって素直に聞けたり、困っていたら教えてあげたり、泣いていたら理由を聞いてあげたりすることができてきます。遊びの中で得ることは、一つ一つ物切れではなく必ず相手への気づきとなり生活全体へとつながっていくことを、またここで改めて確認していくことができました。これからも子ども達一人一人が自分のしていることに自信を持ちながら「僕って、私って素敵でしょ!」という意識が高められたらいいなと思っています。 11月18日(金)に卒室したお母さんお二人に、子育てについてのお話を聞く3施設合同の勉強会がありました。40名ほどの参加でした。お話の後には、進路のことや、学校の指導の仕方、子どもの状態の伝え方、こだわり対応等の質問も出たようですね。このお話で得たことが前向きに日頃の子育てにつながっていけるといいですね。